編集者覚書
「患者としての胎児と胎児心臓学」会議は,胎児の健康に関する有数の国際的医学会議である。
婦人科学,心臓学,外科学の分野全体から1,000名を超える専門医が各国持ち回りで毎年会議を開催し,胎児の医療における最新の知見と進展を披露する。その会議の焦点となるものは,胎児の健康診断と治療の可能性である。
W.シドレンコ教授(医学士)の報告は,治療の項で選択された本会議における報告10編の一つであるが,同時に妊娠中の諸疾患の予防の論題としては傑出した寄与となっている。